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ありがとうございました
最終更新日時:2006-11-17 / 投稿日時:2006-11-17
投稿者:mimi
レパートリーについて質問させて頂いた者です。貴重なお話を伺う事が出来本当にありがとうございました。「バランス」「一進一退」等、音楽の勉強はデリケートで深いものなのだと改めて思いました。また、いつも並外れて上手な方は何が違うのだろうと思っていましたが、才能+勉強の仕方、持っていき方等も全然ちがうのだなあと感じました。
ご丁寧に有難う!子供でも才能を開花させる・・ということは本当に根気とそれぞれの状況をキャッチしながら・・・が必要で、どんなに良い資質を持ち合わせていても、それぞれ欠点長所は皆違い、必ず欠点もあります。(普通の子以上にバランスをとって行きませんと、他がいい場合はその格差が激しくなり、常に意識してその欠点を時期を鑑みながら治しつつレッスンをしませんと、後で結局は伸び悩むことになることは、私の長い経験の中で得た結論です。
したがって一人ひとり全部違うレッスン内容になるといってよいでしょう。又成長時期ですから、その中でいろいろな現象も起こります。はじめから上手く弾ける子など全くおりません。このことは長い経験の中で培われていったことと申せましょう。
現在音大で教えておりますが、これらの経験がとても役立ち、一人ひとりの学生の欠点をキャッチしながら、根気よく治してその人の良い面を強調できる方向へ持って行くことが実現しつつあることはうれしいことです。
やはり学生の場合はそれまで身についてしまった具合の悪い面がある場合 修正するのに数年の歳月が必要で、諦めずに根気よくやっていくことが大切です。どこか良い面が見られる場合にはバランスさえ取れてくれば一気に成長してくれることは、こちらもびっくりするぐらいの時もありますが、長年の癖は油断していると暫くの間すぐ顔を出しますから、気はぬけません。
でも良い面も見える学生にはとことんバランスをとるレッスンに徹することと、その根気が唯一の鍵と現在実感しております。
自宅門下の生徒でも諦めかかった頃・・・特に指の弱い人などはある到達点にたどり着くと急に成長して参ります。
それぞれ大人の場合はそれを自覚させながらレッスンしていくと一進一退を繰り返しつつも必ず成長を遂げて行ってくれることは、やはり指導者冥利に尽きるといってよいでしょう。
しかし音楽は藝術ですから、その点のこと(音楽的に育てる・・つまり音の出し方一つでも違ってくるのがピアノです)を、決して忘れてはいけませんし、これなくしては何の意味もありません。
mimiさんのおっしゃる通りで、結局は縁の下の力持ち的な存在に徹するしかございませんが、現在まで育ててきた人たちも今までの通例で、門下卒業後いずれは判るときが来るようです。
無題
最終更新日時:2006-11-02 / 投稿日時:2006-11-02
投稿者:はいじ
あとから読み返したところ、わたしの「やさしい」と言う言葉の使い方が全くおかしいことに気が付きました。ちがうことを書こうとしたところこんな表現になってしまっていました。どうもすみません。
金子先生のおっしゃるように「なんでもものが言えるタイプ」ではなく、なんでも受け入れてしまうタイプがわたしでした。そんなとき、習っていた先生に有無をいわせぬ、というような態度を取られたことがありそのことを思い出しているうち、この掲示場に書かせていただいていました。わたしはなんでも受け入れるだけで、受け身でレッスンを受けてきたんだと、今になって感じます。主体性をもたなくてはいけなかったんだ。と子供のころにはわからなかったことなのですが。それでは、失礼いたしました。
お返事遅くなってしまいごめんなさいね。
主体性を持つことはとても大切なことですが、いろいろなことがすべて分かった上で、私は・・・であることが大切です。
よく理解していない中での主体性は時として、おかしなことになりがちです。主体性・・・の持ち方にもよりましょう。
たとえばこう弾きたいが・・おかしいでしょうか・・・。という形での主体性ならいいのですが、曲の背景や曲に求められる内容から逸脱した弾き方であっても、頑として私は・・・を通すには、そこへたどり着くまで、たくさんの知識をクリアしてからでないと、クラシックピアノ演奏の場合は本物になり難いと申せましょう。
______________________________________________
主体性に関しての追加分
若いときの主体性で一番大切なことは、疑問に思うことや、わからないことは聴く・・・という姿勢でしょう。これのある人は自分で考える力も付きますから、自立も早くなります。
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